台湾の隠された力:活火山を巡る旅
- easyta
- 7月20日
- 読了時間: 3分
台湾は「環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)」に位置しており、地形は数千年にわたる火山活動によって形成されてきました。冒険好きな人や自然好き、地質学に興味がある方にとって、台湾の火山地帯を巡る旅は、他では味わえない刺激的で特別な体験になることでしょう。
絶対に見逃せない!台湾の火山スポットベスト3
1. 陽明山国家公園(Yangmingshan National Park|陽明山國家公園)
台北市中心から車やバスでわずか30〜40分の距離にある陽明山は、台湾で最も有名な火山地帯であり、現在も活動を続けている活火山です。
・小油坑(Xiaoyoukeng)
地面から硫黄ガスや噴気(フマロール)が立ち上る迫力満点の噴気孔。硫黄の匂いと地面から湧き上がる蒸気が、まるで別世界のような雰囲気を演出しています。
・冷水坑(Lengshuikeng)
天然の温泉と珍しい冷泉が楽しめる人気の休憩エリア。登山やハイキングの途中に立ち寄るのに最適な場所です。
・大屯火山群(Datun Volcano Group)
現在も地下のマグマ活動が確認されており、学術的にも注目されている火山群です。監視体制が続いており、火山学の場所としても重要視されています。
アクセスも簡単!
陽明山は台北市内からバスやタクシーで気軽にアクセス可能。半日〜1日観光にぴったりの自然スポットとして、地元民にも観光客にも人気です。
2. 龜山島(Guishan Island)— タートルアイランド(亀山島)
宜蘭(イーラン)の沖合に浮かぶ龜山島は、台湾唯一の活発な海底火山です。島自体の噴火口まで登ることはできませんが、以下のような魅力があります。
海底温泉(ボートツアーで見られることもあります)
火山ガスの噴出口
クジラやイルカの観察ツアー(火山に関する解説付きのことも多いです)
※注意:龜山島は自然保護区に指定されているため、事前に入島許可の申請が必要です。

火山といえば温泉天国!
地熱エネルギーの最大の恩恵のひとつは、全国に点在する温泉地です。
火山がもたらす恵みで、台湾には魅力的な温泉街がたくさんあります。
北投(Beitou)
台北で最も有名な温泉地区。大屯火山群の地熱噴出口を中心に発展しました。
烏來(Wulai)
山と川に囲まれた自然豊かな温泉郷。ゆったりとした湯浴みを楽しむのに最適です。
礁渓(Jiaoxi)
スパや足湯が充実した温泉町で、温泉水を使った温泉ラーメンも名物です!
台湾の火山は訪れても安全なの?
もちろんです!台湾の活火山地帯は、中央気象局や中央地質調査所によって厳重に監視されています。「活火山」とはいえ、近年は噴火の記録がなく、安全に見学できるエリアばかりです。
火山を訪れる際のポイント
小油坑(Xiaoyoukeng)の硫黄の臭いが気になる方は、マスクやスカーフを持参しましょう。
陽明山(Yangmingshan)は日の出や夕暮れ時の訪問がおすすめです。
秋や春に訪れると、涼しくて人も少なく快適に過ごせます。
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