台湾名物タピオカミルクティーの物語：春水堂から世界へ

easyta
2月11日
読了時間: 3分

更新日：7月7日

アイコニックなドリンクといえば、台湾発祥のタピオカミルクティー（「ボバ」とも呼ばれます）を思い浮かべる人も多いでしょう。甘いお茶ベースの味わい、クリーミーな口当たり、そしてもちもちのタピオカが特徴のこのユニークな飲み物は、今や世界中で愛されています。しかし、この人気ドリンクの誕生秘話とは？そして、台湾で最高のタピオカミルクティーを味わうにはどこへ行けばいいのでしょうか？さっそく見ていきましょう！

タピオカミルクティー発祥の地：春水堂

タピオカミルクティーの話をするうえで欠かせないのが、伝説の茶館「春水堂（チュンシュイタン）」。台中にあるこの名店は、1980年代にタピオカドリンクを生み出したとされています。もともと冷たいお茶を提供する小さな茶店だった春水堂ですが、ある日、スタッフミーティング中にアイスティーにタピオカを入れてみたのが始まりだとか。その結果、地元の人々を魅了し、やがて世界的な人気を誇る飲み物へと成長しました。

台湾を訪れるなら、春水堂は外せません。ここでは、香り高いお茶、まろやかなミルク、もちもちのタピオカが絶妙に調和した伝統的なタピオカミルクティーを楽しめます。台湾の美味しいグルメと一緒に味わえば、まさに完璧。

進化し続けるタピオカミルクティー

タピオカミルクティーは、誕生以来さまざまな進化を遂げてきました。台湾では、抹茶やタロイモミルクティー、フルーツティーといった多彩なフレーバーや、「ポッピングボバ」「ナタデココ」「アロエゼリー」などのユニークなトッピングを楽しめます。

近年人気の「タイガーシュガー（Tiger Sugar）」は、黒糖タピオカミルクで有名なお店。また、「珍煮丹（Jenjudan）」では、高級素材を使ったタピオカミルクティーを提供しています。それぞれのお店が独自のアレンジを加えているため、飲み比べを楽しむのもおすすめです。

タピオカミルクティーは台湾文化の象徴

タピオカミルクティーは、台湾にとって単なる飲み物ではなく、文化の象徴でもあります。街角の屋台から高級ティーショップまで、どこでも見かけるこのドリンクは、台湾の革新性とお茶文化への愛情を象徴しています。賑やかな台北の通りで片手にタピオカミルクティーを持ったり、友人とシェアしたりすることで、この国の魅力をより深く感じることができるでしょう。