台湾茶の世界!種類や産地、基礎知識をまるっと分かりやすく説明!
- easyta
- 23 時間前
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台湾茶は1800年ごろ中国から伝えられた中国茶をルーツとした、台湾で栽培、製造されたお茶です。凍頂烏龍茶や東方美人茶など、世界中で飲まれ愛されている種類も多くあります。今日はそんな台湾茶の種類や産地など、簡単な基礎知識をわかりやすく説明していきます♪

特に有名な種類は?
■東方美人茶
台湾茶といえばまず挙げられるのが東方美人茶。
実は、台湾茶と気づかずにこのお茶を飲んだことがある方もいるかもしれません。比較的発酵が進んだ烏龍茶で、紅茶のような芳醇な香りと、ほんのり甘みのあるまろやかな味わいが特徴です。一口飲むと、口の中に優雅な香りがふわっと広がり、まるで花のような余韻が残ります。その名前の由来もユニークで、かつてイギリスの王妃が「まるで東方の美人のような香りと味」と称賛したことから「東方美人」と呼ばれるようになったと言われています。暑い日はアイスティーで、肌寒い日にはホットで。シーンを選ばず楽しめるのも魅力のひとつ。
■凍頂烏龍茶
台湾茶を代表する銘柄として忘れてはならないのが凍頂烏龍茶です。
台湾中部・南投県の凍頂山で育てられるこのお茶は、軽く発酵された半発酵茶で、烏龍茶の中でも特に人気の高い品種のひとつ。すっきりとした味わいの中に、ほんのりとした甘みとほのかな焙煎香が感じられ、飲みやすく飽きのこないお茶です。特に、茶葉を丁寧に何度も淹れても味と香りがしっかり残るため、ゆったりと時間をかけて楽しむのにぴったり。台湾の茶芸館では定番の一杯で、現地でも日常的に親しまれています。
■高山茶
台湾茶の魅力を語るうえで外せないのが高山茶です。
その名の通り、標高1,000メートル以上の高地で栽培された茶葉を使った烏龍茶で、冷涼な気候と朝夕の霧が生み出す繊細な香りと、すっきりとした味わいが特徴です。代表的な産地には、阿里山、梨山、杉林渓(しんりんけい)などがあり、それぞれに個性豊かな風味があります。高山茶は発酵度が低めで、爽やかで軽やかな飲み心地。口に含むと、ふんわりと蘭のような花の香りが広がり、雑味がなく、後味は驚くほどすっきりです。

茶畑はどこにあるの?
1. 阿里山(阿里山茶)|嘉義県
標高が高く、雲海に浮かぶような幻想的な茶畑が見られます。高山茶の名産地で、茶畑と鉄道、日の出スポットとしても有名。 観光地として整備されており、茶園見学や試飲も楽しめます。
2. 杉林渓(杉林渓高山茶)|南投県
静かで観光客が少なく、穴場感のある茶畑エリア。
山深い渓谷沿いに広がる茶園は、空気も澄んでいて癒されます。
3. 梨山(梨山茶)|台中市郊外
台湾でも特に標高の高い茶畑地帯。
昼夜の寒暖差が大きく、香り高い高山茶の生産地として有名。
景色も圧巻で、まるで天空の茶園。

基礎知識
台湾茶は、発酵の度合いによって種類が分かれます:
軽発酵(10〜20%):高山茶、文山包種茶など → さっぱり&花のような香り
中発酵(30〜50%):凍頂烏龍茶など → まろやかでバランスの良い味
強発酵(60%以上):東方美人茶など → 紅茶のような深い香りと甘み
台湾では、食後のお茶としてだけでなく、日常的に水代わりに飲まれるほど身近な存在です。また、茶藝(チャーイー)と呼ばれる伝統的なお茶の淹れ方や所作も文化として根付いており、体験施設や茶藝館では実際に参加することもできます。
いかがでしたでしょうか?
台湾のお茶は世界的に高く評価される程高品質で美味しいので台湾に来たら是非本場の台湾茶を味わってみてくださいね。茶畑は自然豊かな場所、標高の高い場所に位置している事が多いのでぜひ当店のチャーター車をご利用ください!ホテルでピックアップし、興味のあるお茶畑や茶藝館を回るツアーを組むことも可能です♪詳細・ご予約はこちら
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